株式会社アートランドは明治25年(1892年)、喫煙具専門メーカー林藤次郎商店としてスタートしました。
喫煙具(煙草セット)専門メーカーとして古くから特徴的な生産を続けてきましたが、太平洋戦争によって一時生産を中止することとなりました。
昭和21年(1946年)に事業を再開、再び喫煙具専門に製造を開始し、駐留軍のスーベニヤ(お土産・記念品)向けを主として東京・関西のデパートへも納入し業務地歩をかため、その後、喫煙具だけでなく室内装飾品、各種スーベニヤ、褒章記念品などを主製品として業務を拡大しました。
そして、昭和40年(1965年)頃にトロフィーカップや優勝メダルなどの製品が増え、区大会・市大会などで取り扱われるとうになります。
なかでも代表的なのはゴルフの祭典・ソニーオープンの優勝トロフィーで、鋳造技術の高さを評価されました。
そして、平成5年(1993年)に社名を株式会社アートランドに変更し、トロフィーカップ・メダルに加え、テーブルウェア製品の開発・販売を始めました。
Contents
一貫した暮らしによりそった商品開発

株式会社アートランドで大事にしていることは、一貫して暮らしに寄り添うことです。
創業当時にはキセルなどの喫煙具、高度経済成長期に入るとゴルフやボーリングなど大会用のトロフィーカップ・メダルなど、その時代のニーズに合わせ、必要とされるものを開発・製造してきました。
お客様の声を大事にし、こうした方が良い・こういうものが欲しいというご要望に応えてきたことにより、さらに技術が磨かれ、今日まで生き残ることができました。
エテナの誕生

「錫(すず)のグラスが欲しい」
このお客様の声からエテナは誕生しました。
従来のトロフィーカップやメダルにはアンチモニーという金属を使用してきました。
アンチモニーとは鉛をベースに、アンチモン、錫(すず)を混ぜた合金のことで、当然そのまま食器に使用すれば体に有害となってしまいます。
そこで、鉛を一切含まず、 錫(すず) をベースに、食品衛生法の規制値(5%未満)を満たしたアンチモンを含有した錫合金:エテナを開発しました。
このエテナの開発により鋳造がしやすく、かつ製品の色調が銀製品に近い、 錫(すず) 製品の製作が可能となり、最大の特徴とも言える鏡面仕上げに模様を鮮明に浮き出させるという独自の様式を実現しました。
今までもこれからも株式会社アートランドはお客様の声によりそった商品の開発・製造を行ってまいります。
ここが使いにくい・こういった商品が欲しいなどのご意見・ご要望をお問い合わせよりいただけますと幸いです。