だんだんと涼しくなり、過ごしやすい季節となってきました。
今回ご紹介する工程は「加工」です。
伝統工芸士が担う「加工」

エテナ・升次郎の最初の工程:「鋳造」の次の工程は「加工」です。
「鋳造」を行った製品は、そのままでは販売できません。
意図していない突起物があったりと、ケガをさせてしまう可能性もあります。
そのため「加工」では突起物を取り除いたり、形状を整えたりと、鋳造で出来あがった物を製品に仕上げる工程となります。
専門用語では「まとめ」と言い、手指の感覚が問われる大事な手仕事です。
「加工」の工程は、伝統工芸士・大里義夫が担います。
市販されている道具ではうまく加工することが難しいため、自作した加工道具で作業を行います。

波打つ飲み口が特徴的な【ロングタンブラー】は、特に気が抜けないと言います。
長年の経験から成せる感覚で、複雑な形状でも製品をまとめていきます。